おにかにと

日々の出来事、思ったこと、面白かったこと

アフターコロナの働き方について思うこと

平日が完全に忙しくなってきた。

コロナで止まっていた案件がいっぺんに動き出したので、スケジュールの調整も何もあったものじゃない。アフターコロナの働き方改革はいまだ全容が見えず、通勤ラッシュを避けようと始めた1時間前の出社だけが毎日の習慣になっている。

 

1時間早く出社するので、帰りも早くなる。以前では考えられないことだったけど、今は定時に帰れている。うちの会社は21時に強制的に消灯されるようになっていて、コロナ前は暗い事務所でPCを入力するやつとか、堂々とスタンドライトや投光器を持ち込んで作業をするやつとか多かったのに、今では21時以降働くやつは仕事が出来ないみたいな風潮になってきた。人間変わるもんだな、としみじみとしている。

 

自分としても終電までPCにかじりついていた過去を思い出したら、当時は頭がおかしかったなぁって感想しかない。コロナの在宅勤務期間を経て、家族と過ごす時間や自由時間の大切さを知ってからはQOLが爆発的に上がった。

 

家族で夕飯の食卓を囲みスリーグットシングスを聞き、子供と一緒に風呂に入って寝かしつけをする。子供が寝たら木刀を振ったり筋トレをしたり、合気道の稽古を行ったりして、疲れたらアマプラで映画やアニメを見て寝る生活。なんでもないような事だけど、これらが僕の人生に充実感をもたらしてくれている。

 

帰宅が早くなったことのメリットがもうひとつある。社員が大勢残る事務所から帰る様になって、あんまり人の目とか他人の評価を気にしなくなった。そもそも皆よっぽど特殊な人でない限り、他人の事なんかどうでも良いのだ。

 

今まで人にどう思われるかを気にしていた。

まわりに良く思われたくて仕事を無理に受けて終電まで残業したりだとかしたけれど、結局何が残ったのかと言えばわずかばかりの残業代ぐらいでしかない。子供の成長とか、日々の出来事とか、そんなことはすべて奥さんに丸投げで仕事していた。僕が残業して案件をこなすことで表面的には感謝していた営業さんも、影ではお金目当てで残業しているとか言ってることも聞いた。なんか全てがむなしくなって仕事のモチベーションも低いままだったけど、全部割り切った今となっては逆にモチベーションは上がっている。仕事は仕事で、家族や私生活を犠牲にしてまでするものではない。その事にようやく気付けた。

 

アフターコロナで会社も世の中もどう変わるか分からないけど、個人的には良くなると思う。そして自分がブレなければ問題ないと、そう思っている。

何事も良い面と悪い面がある。悪いことばかりではないのだ。