自宅待機と囚人のジレンマ

GW2日目。変わらず自宅待機の日々。

緊急事態宣言の延長は発表されたけど、実際の生活としてはどうなるのかが良く分からない。新しい生活習慣とは言うけれど、捉え方は人それぞれなので結局はグダグダになるんだろうな、と思う。変な言い方になるけれど、もう罹患してしまうことは半分織り込み済みと言いますか、その覚悟は出来ている。ただ嫌なのが会社で一番手になってしまうことで、不謹慎ではあるけれど文句も言われにくいであろう役職者が率先して罹患してもらったら助かるなぁと思う。不謹慎すぎて誰にも言えないけど。

自宅待機中に見るニュースでは、営業中のパチンコ店にお客さんが殺到していることとか、どこそこの河川敷でBBQをしていることなどが報道されている。それらを見ててしみじみと大学の時に習ったゲーム理論の一つ「囚人のジレンマ」を思い出している。

囚人AとBが取り調べを受けていて、自白か黙秘かで懲役年数が決まるといった状況でおこるジレンマの話で、お互いに協力しあった方が最良であることが分かっているにも関わらず、裏切りを想定しまうことで協力出来なくなってしまうというもの。

コロナに関しては、皆で自宅待機を行って早い時期で終息を目指すのが最良であるにも関わらず、外出してしまうのは自分だけが損をしたくないから。大好きなパチンコを俺が我慢しているのに、ほかの奴が楽しむのは許せないといった感情はすごく理解出来る。最善の方法はお互いを信頼することなのに、裏切られたくないから合理的な判断が出来ない。理論通りに人は動くもんだなぁと感心してしまった。

あんまりニュースばかり見ていても気分が下がるので、映画を見る。環境が整えば案外見れるもんだなぁと自分でも関心する。

今日はシャーロックホームズを見た。ロバート・ダウニー・Jrの演じるホームズが良い感じに変人で良かった。

夕方に次男の自転車の練習をする。補助輪を付けてペダルをこぐ練習をしたり、ブレーキの使い方を教えた。次男は終始怖がっていて、ストライダーなら自在に操れるのに、自転車になったらとたんに怖くなるのが内心すごく不思議だった。

近所の子がくねくねと動くスケボーに乗っていて、おもしろい乗り方だなと思った。乗ってみたい気持ちもあったけど、絶対に無理なのは分かっているので言わなかった。