大洋のゆくえ

日々の出来事、思ったこと、面白いを考える

努力は報われない事が多いと思った事と、テレビに対する不信感

先週土曜日の話。

 

フジテレビのめちゃイケで、素人からプロになった「さんちゃん」のめちゃイケ残留を掛けた国民投票を行っていた。

最終的に漫才を放送した後、データ投票で合否が決まるんだけど、さんちゃんの今までの活動や、なぜプロになったか、そして国民投票に至った経緯を紹介している。
おかあさんも出てきて、涙ながらに息子の合格を希望するなどの同情を引く演出。
見ていて非常にしんどくなった。
 
案の定、漫才は拙い。
 
日曜日、家族で公園に行った後、家に戻ってTVをつけると、よみうりTV漫才新人コンクールをやっていた。時間的に決勝戦だけみたけど、面白かった。
ミキとコマンダンテの2組の対決は、コマンダンテが優勝した。
 
先の展開が読めないスリリングさ、自分達のスタイルが出来ていた気がする。家族でお笑いしながら見ていた。自然と奥さんとさんちゃんの話になったけど、めちゃイケで披露した漫才と比べたら、コマンダンの漫才はやっぱり単純に面白かった。
 
 
さんちゃんには、漫才師としての面白さはまだまだ無かったと思う。
でも、人柄は良いように思うし、時おり見せる天然ボケは面白かった。プロとして遣っていくにしても、ネタやしゃべりで勝負するタイプの芸人では無くて、リアクションやいじられキャラで生きていくタイプの芸人としては、やっていけそうだと思ったけど、どうなんでしょ。だれしもダウンタウンになる必要は無いと思うけどなぁ。
 
さんちゃん卒業に関して、同情的なツイートもあった。
でも、それはおかしいと思う。
プロなら結果を出さないと。頑張っているのは皆一緒だし、プロとしてお金をもらう以上は、過程よりも結果だと思う。新人賞を取ったコマンダンテはもちろん、惜しくも逃したミキも努力してただろうし、決勝まで行けなかった複数のコンビも、一生懸命努力していたんだと思う。
サラリーマンにしても、どれだけ頑張っても納期に遅れたらアウトだし、契約を失注したら0だ。でも、それは仕方のない事だ。努力が報われるとは限らない。
ましてや芸能界とか、サラリーマンとは比べものにならないくらい厳しい世界のはず。同情で合格しても、この先大変になるのは目に見えていたから、不合格は良かったんじゃないか、とも思った。
 
冒頭の国民投票は、残ってほしいかどうかではなくて、面白いかどうかで決めようと思っていた。さんちゃんの漫才は、オチも読めたし噛んだり声が小さかったりと、とても物足りなかったから不合格にした。
 
投票の際、まがいなりにも一人の芸人さんの人生を左右するのかと思ったら、胸が痛かった。人を殴った手の感触がずっと残っているような、嫌な感じがずっと残った。
でも、それは投票を行うまでの、しつこいくらい同情を煽った演出が原因だと思う訳ですよ。残留させたいなら、国民投票とかせずにお茶を濁して終われば良かったのに。お母さんとか出さなければ良かったのに。
 
なんだろう、久々にTVをみて嫌な気持ちになった。週末とか、ずっと頭から離れなかったわ。現実社会では嫌な事件や物事が多いから、TVの中くらいハッピーエンドで終わってほしいといつも思っているけれど、現実はそんなに甘くないよと言われた気がした。そんな事は知ってるよ、でもそれはTVに求めてないんだけどな。
 
これから当分の間、自分から進んでフジテレビは見ない気がする。
それくらい哀しい気持ちになった話でした。
 
おしまい。