ゆるーくなった童話の話
うちの長男坊、たけ@4歳
幼稚園の発表会で3匹の子ブタをします。毎日練習してるから、おそらく当日のサプライズ感はゼロです。
そこで思ったんですが、最近童話がかーなりマイルド、というかゆるーくなってませんか?
私の認識の3匹の子ブタ
悪いオオカミやってくる
↓
藁の家を吹き飛ばし子ブタ1を食べる
↓
木の家を壊して子ブタ2を食べる
↓
レンガの家を壊して子ブタ3を食べようかと思ったら壊れない。
仕方なく煙突から入ったら煮えた鍋に落ちて死ぬ
だったのが、
今回の発表会バージョンでは、
悪いオオカミやってくる
↓
藁の家を吹き飛ばされた子ブタ1木の家に逃げる
↓
木の家を壊されて子ブタ12レンガの家に逃げる
↓
レンガの家壊れない
↓
オオカミ改心して子ブタと仲良く遊ぶ!!
になっててすごい違和感。
いや、おかしいっしょ
色々と配慮し過ぎて話変わってるやん
捕食者とその対象が仲良く遊べる?
いや無理じゃないかな。てか仲良くする必要あるんかな。
これも時代なんですかね。
わたしの役は人買いですよ。クラスの男子大半が厨子王をする中、人買いですよ。
出番も一回だけで、登場したら「オーイラーは人買いだ!人を買って金儲け!へ、へ、へへへのへ!!!」と歌って終わりです。
ひどいもんです。
あらすじ忘れちゃってたけど、改めて確認したら安寿は入水自殺するし、二人を買った山椒大夫は成長したずしおうに討伐されるし、ってなかなかハードな展開です。人めっちゃ死にますし。
でもそれで良いと思います。
その園には姪っ子も通ってますけど、見事に劇は無くなったそうです。
合唱して演奏して男女それぞれAKBやジャニーズのコスプレしてダンスですよ。
劇だと主人公ヒロイン問題あるからね、大変だよね。
思うのは、社会ってそんなにこちらの気持ちは汲んでくれないから、嫌なことやしんどい事とかたくさんあるわけで、みんな楽しく幸せに過ごしましたとか無いじゃないですか。
だから演劇を通して、みんなが主役にはなれないとか、脇役も大切とか、幸せになれるとは限らないとか、子供心に学べる良い機会だと思うけど、どうなんしょ?
世の中はハッピーエンドばかりじゃないけどなぁと思った話でした。